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週末はスポーツ観戦

テニス中心に、サッカー、野球などの観戦記や思った事を徒然に赴くままに

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2017 ATP1000 マドリードマスターズ 3回戦 錦織 対 フェレール 戦

 5月11日(木)19;00 3回戦、錦織選手対フェレール選手(以下選手敬称略)が行われます。 

2017 ATP1000 マドリードマスターズ 2回戦 錦織対シュワルツマン

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錦織 8 対 4 フェレール

 過去の対戦成績では錦織がリードしていますが、特に最近6試合では5勝1敗としています。直近の対戦は、2年前の同じマドリードマスターズのQF(ベスト8)で対戦して、その時は錦織がストレート勝ちを収めています。

フェレールの現状

 フェレールは2013年に自己最高3位まで上り詰めたトッププレイヤーでしたが、ここ近年は錦織と立場が逆転しました。

 粘りのあるストロークに気迫のこもったプレイぶりでファンにも人気が高い選手ですが、一本調子になりがちでミスも多く、ここ1、2年では運動量が落ちてきている印象です。今シーズはここまで5勝8敗と負け越しており、初戦負けも多いです。

 マドリードオープンも1回戦ランキング80位のククシュキンにセットを奪われた後の2ndセットもブレークを許し、このまま敗れると思いきや、そこから粘り逆転勝利を収めました。2回戦はツォンガ選手の棄権により、休養を取っての3回戦に挑みます。

互いに今後のシーズンの復調のきっかけになるかもしれない試合

 フェレールはシーズン5勝8敗に対し、錦織はシーズン15勝6敗、準優勝2回です。しかし、ランキングの観点からは錦織もこの成績は不調の部類であり、何より内容はまだまだ改善の余地があります。シュワルツマン戦は試合の中で調整してよくなっていきました。

 休養十分のフェレールが相手とは言えしっかり正面からぶつかっての貫禄を見せつけて勝つ事が錦織のランキング維持には必要と感じます。

 逆にフェレールはこの試合に勝つと節目の通算700勝をマスターズのQF進出と共に迎える事になり、シーズン序盤の不振を払拭する足掛かりとなるでしょう。

 

試合経過 3回戦 錦織 対 フェレール戦

  1st 2nd 3rd 4th 5th Result
錦織 6 6       2
フェレール 4 3       0

1stセット

 地元の声援を受けて元気な姿のフェレール。しかし、力みすぎからかショットの精度を欠く。錦織は落ち着いて対応し、深いクロス気味のショット、左右の揺さぶり、ネットプレイなどにフェレールは翻弄され4-1と圧勝ムード。

 フェレールも粘りを見せ、また錦織のフォアのショットの精度がよくなく、ブレークを1つ返されるものの、ネットプレイに活路を見出し、そのまま押し切りゲームカウント6-4で錦織が1stセットを取る

2ndセット

 錦織はフェレールを左右に振りフェレールの体力を徐々に奪っていくと、第5ゲーム、粘りの中からのフォアショットや、深くはずむショットを使い3つのブレークポイントを掴むと、フォアで引き付けてのストレート強打でこのセット先行ブレークを握る。

 第9ゲーム、ネットに出てのエアKを決める錦織、そしてフェレールのリターンがアウトになり3つのマッチポイントを迎える。最後はバックハンドのダウンザラインのリターンにフェレールが対応できず、錦織が6-4,6-3のストレート勝ちを収めました。試合時間は1時間25分と体力消費も程ほどという所でしょう。

2人の間にある実力差

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 この試合はどちらのセットも1ブレークアップで錦織がセットをものにしましたが、スコア以上に錦織とフェレールの間には差がついてしまったという印象です。左右に振られるとショットのコントロールを欠き、以前のような気迫と粘りが一体化した姿はそこにはなく、気迫のみで体がついていっていない感じです。往年のフェレールを知る人にとっては寂しい結果だったと思います。

 フェレールは力いっぱい攻めているように見えましたが、それでいてウイナーが7本と決めきる力はありませんでした。

 対する錦織選手はフォアでの強打を何度も見せ手首の恐怖感も徐々に慣らしている感じがあり、次以降に向けての調整が進んでいる感じです。とはいえ、調子は万全とは言い難く、次戦のジョコビッチ戦は今以上の力が必要となるでしょう。

QF対戦相手はジョコビッチ

 QFに進出した錦織の対戦相手は、F・ロペスをストレートで破ったジョコビッチとなりました。この日のジョコビッチも相手に隙を与えないテニスとは言えず、1stセットは第10ゲームにジョコビッチが一旦プレイを止めたような曰くつきのプレイがあり、その心の隙を付いてブレークし、6-4でセットを取り、2ndセットも第12ゲームに深いショットを立て続けに放ちロペスのショットを狂わせての勝利でした。

 最後の試合の〆方は強さを感じさせましたが、長いストロークで強打で取る事ができず、圧倒的な姿は未だ見せておりません。

 錦織とジョコビッチの対決は、昨年のATPツアーファイナルの準決勝までさかのぼります。この時もジョコビッチはラウンドロビンを全勝で上がってはきたものの、内容には不安を見せ、マレーやワウリンカとの激闘してきた錦織ならば勝てるのでは?という雰囲気があったのですが、終わって見ればサーブスタッツでほぼジョコビッチのポイントという圧倒的な6-1,6-1という結果でした。

 錦織にとっては、あまり深くは考えず、全仏を見据えて自分のテニスをして欲しい所です。自分のテニス(フットワークと隙を見た強打を織りなすストローク)が出来れば現状のジョコビッチには勝てる可能性の方が高いとみます

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