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週末はスポーツ観戦

テニス中心に、サッカー、野球などの観戦記や思った事を徒然に赴くままに

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2017 ATP1000 モンテカルロマスターズ ベスト4 ナダル対ゴファン 誤審の特異性とその後のゴファン選手のコメント

 本日未明に行われたモンテカルロ大会ベスト4、ナダル対ゴファン戦では大誤審があって、その後ペースを崩したゴファン選手が敗れ去り、未だに論争が巻き起こっています。

 2017 ATP1000 モンテカルロマスターズ ベスト4 ナダル戦結果 世紀の大誤審

副審がアウトしたのにかかわらず主審が確認しにいった

 この誤審には特異性があります。

 それは、こういうジャッジは副審が明らかなアウトをイン判定して、それに対して選手が抗議し、主審に確認を要求し、その結果主審のジャッジも覆らないという場合の方がほとんどだからです。

 今回は副審がアウト、ゴファン選手も特に問題のある素振りを見せず、観客も特に何の問題も示さず、また当事者のナダル選手もそそくさとベンチに引き上げる素振りを見せていた中、「主審だけ」がラインを確認にいってイン判定をしたという所にあります。オーバールールでこのような判定をする場合は主審にも相当の自信がないと普通はやりません。つまりは、ムーリエ主審のみが「見間違えた」事になります。

 

ムーリエ主審は過去にも同様の問題が

 過去にムーリエ主審はこれと同じように、副審がアウト判定にしたのをオーバールールで覆し、相手選手に「この判定は異常だ。月から見たってアウトだ!」と吐き捨てられた過去があるのだが、今回は試合の大会グレードやその場面性からも更なる論争となってしまいました。

 その後、第2セットの第2ゲームのナダルのサービスゲーム、40-0からのナダル選手のサイドへのサービスを副審がアウト判定し、セカンドサーブに移ろうとした最中、ゴファン選手がイン判定でナダル選手のポイントを要求し、認められました。リプレイ映像で見ても本当にごくわずかにラインにかかっており、ラインズマンの誤審ではあるものの、このレベルなら仕方ないと言えるレベルであり、しかも自分に不利となるような判定の覆しをゴファンが見せた事は、主審への当てつけの意味も当然含まれていたでしょう。ただし、この時もムーリエ主審は線上にいってインの確認をしておらず、ゴファン選手がインと認めたので、それを容認しただけにすぎません。

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 これ程の際どいサーブに対して副審がアウトと言ったものを、ゴファン選手が言ったからといえ、確認もせず「イン」にしたムーリエ主審も、もはや正常な精神状態ではなかったのではないでしょうか。主審としてもはやこの試合での威厳は地に落ちていました。

 

ゴファン選手の試合後のコメント

 「マスターズのベスト4でナダル選手のような屈強の選手と戦うには全て100%の状態で試合に挑む必要があった。100%の肉体と、100%の集中をもって試合に挑むことが出来たと思う。序盤は本当に良かったんだ、強度も完璧だった。完璧だったんだ・・・、あのような事があると難しくなる、、、今の僕にはあまりにも難しすぎた。。あの状況から立て直すには110%の力が必要になる、、なんとかそうしようとしたが、、、できなかった・・・。ナダル選手はこのような状況に慣れててうまく対処されてしまった。」

 くやしさがにじみ出ています。立て直す必要がある事も本人が一番よくわかっていましたが、普通とは違う誤審なだけに、何故このような大事な状況で起こってしまったか、と頭から離れなかった事が容易に想像がつきます。

 

ナダルの試合後のコメント

 「私は100%正しかった。何もしていないんだよ。自分のコート内で起こった事ならばポイントを譲るよ。今までもそうしてきたんだ。副審の判定に問題はなくゴファンもアウトと示したから、ベンチに下がりタオルを取りに行ったんだよ。そしたら判定が覆ったんだ、俺に何ができるっていうんだ?」

 ナダルのコメントはもっともです。相手コートの深い位置でナダル選手からはハッキリとは見えにくいはずであり、ナダル選手がこの判定に言及する術はないと思います。しかし、観客や視聴者にとっては、ムーリエ主審側の人間と見られてしまう所が不運な感じです。というよりも、その後しっかりギアを上げてゴファン選手を圧倒した所にもヒール属性の高さを感じます。そして何より、観客のブーイングに全く屈する事はなかった所が強靭さを表します。

 

 ゴファン選手はジョコビッチ選手を破り、ナダル選手に肉薄したわけですし、チームとしてゴファン選手を最大限フォローして、今後に繋げて欲しいと切に願います。

 

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