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週末はスポーツ観戦

テニス中心に、サッカー、野球などの観戦記や思った事を徒然に赴くままに

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2017 ATP1000 モンテカルロマスターズ ベスト4 ナダル戦結果 世紀の大誤審

 日本時間4月22日(土)20;30からモンテカルロマスターズベスト4の2試合が行われました。

 2017年4月24日現在ATP男子テニスランキング 錦織選手再び7位に下降 全仏までのシード8維持は可能か?

ブイユ 対 ラモス

  1st 2nd 3rd 4th 5th Result
ブイユ 3 7 1     1
ラモス 6 5 6     2

 共にマスターズの決勝に向けて又とないチャンスとなったこの試合。

 1stセットから両者ブレークする争いに。しかし、ブイユ選手の調子が上がっていかない。ラモス選手はしぶとくつないで繋いで、ブイユ選手が攻めてきてのミスを誘う展開に。この戦略がハマり、更なるブレイクを得たラモス選手が1stセットを6-3で奪う。

 2ndセット互いにキープが続く展開。ブイユ選手の攻めが左右に正確なストロークを打ち込みだす。幾度となくブレークポイントを握ったブイユは、第10ゲームに長いデュースの奪いあいの後、ベースラインより下げた守備が功を奏し、ラモス選手のショットがアウトになり、待望のブレークを取ると、そのまま7-5でセットを取り返す。

 3rdセット、調子が上がってきたと思ったブイユ選手がブレークポイントを握られた後にゆるいセカンドサーブにカーブがかかりすぎてダブルフォルトとなり、ブレークを許す。第3ゲームを終えると、ブイユ選手がテクニカルタイムアウトを要求し、下半身回りのマッサージを施す。その直後のサービスゲームはキープをするものの、ここまでの試合の体力の疲れから足腰の粘りが効かなくなり、ショットアウトを繰り返す。

 結局最後のポイントはブイユ選手の抑えのきかないショットが大きくアウトし、ラモス選手がフルセットの末勝利しました。

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 2ndセットになった時にはようやく小気味のよい攻めが入りだし、調子を上げたかに見えたブイユ選手は、しかし、体力の消耗により力尽きた感じでした。

 ラモス選手はしっかりとコーナーをつき、相手の強打も返す粘りを見せ、この試合もアップセットを見せました。マスター決勝は未知の世界。どのような出来を見せてくれるのでしょうか。

 

ナダル 対 ゴファン

 2017 ATP500 バルセロナオープン 錦織選手の前に、復調を期すマレーが急遽参戦

 2017 ATP500 バルセロナオープン 本命ナダル、日本勢の躍進はあるか

  1st 2nd 3rd 4th 5th Result
ナダル 6 6       2
ゴファン 3 1       0


 ジョコビッチ選手を良いテニスで下し勢いに乗るゴファン選手と、ここまでしり上がりに調子を上げてきたナダル選手の戦い。

 第1ゲームいきなりのゴファン選手のブレイク。ナダルの立ち上がりはこの大会でも毎試合悪いというよりも、様子見という感じか。

 そして問題の第6ゲーム、ゴファンのサービスゲーム。デュースに持ち込まれてアドバンテージを得ていたゴファンのサービスで、ナダルのショットが明らかなアウトになる。副審はアウトのコール。しかし、これに主審がインの判定でリプレイザポイント扱いに。ゴファンは自信があったのか激しく抗議する。このようなゴファンの姿を見るのは本当に珍しい。ホークアイの映像ではボールを数個分アウトという超アウトにもかかわらず、クレーの大会ではホークアイを使用しない(テレビ用?)ため、この主審の判定が覆らず。

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 映像に映し出された画像を見た客(会場では映像は流れていない模様)から次々にブーイングが起こり、大ブーイングに包まれる。思うに、こういう場合は映像でこれだけのアウトならば判定を覆して良いのではないかと感じるのだが・・・。そして、その後激しいやり合いになり、このゲームは17分を要し9度のデュースをやり合う事になる。最後はゴファンのショットがネットにかかり、ナダルがブレークに成功する。観客は大ブーイングを浴びせる。ナダルにではなく主審に対するブーイングである。

 これ以降ナダルはサービスを簡単にキープし、集中力が切れたわけではないだろうが、ロングラリーにもならない展開で、第8ゲームもゴファンのショットがアウトになり、連続ブレーク。結局このセット6-3でナダルが制する。

 あの判定がなければ・・・と誰もが思う展開に観客もブーイングが止まない。

 このセットが終わった後ゴファンは直ぐに審判団につめ寄り執拗に抗議を繰り返す。やはりセット中も頭から消え去らなかった模様。

 これに対し、ナダルはバスルームブレークをするためにピッチを後にする。

 ナダルがバスルームブレイクから戻ると観客はナダルにもブーイング。これに対して、ナダルは「俺のせいじゃない」と言わんばかりのジェスチャー。確かにその通りではあるが・・。

 

 第2セット。ゴファンも時折テンポのよいテニスを見せるのだが長続きはしない。

 ナダル選手はやや気の抜けたショットも見せるが、ここぞの時には深く鋭いショットでゴファンにリターンの自由を与えない。

 結局、試合を支配したナダルは、会場の雰囲気を物ともせずにそのままブレークを重ね6ゲーム連取でセットカウント2-0、ゲームカウント6-3,6-1で勝利を飾り、2年連続の決勝進出となりました。

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2017 ATP1000 モンテカルロマスターズ ベスト4 ナダル対ゴファン 誤審の特異性とその後のゴファンのコメント 

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 最終的なスタッツはまさにナダルが圧倒する形となりましたが、1つのポイントで崩れてしまったゴファン選手も受け入れるしかないと言えるかもしれません。

 そしてその1つの出来事を自分に有利にするという意味でナダル選手は容赦がありません。相手が痛がった素振りを見せるとそこを突いてきます。全豪オープンでのズべレフ戦では正に鬼畜そのものの攻めでした。この試合も、ゴファンが崩れたとはいえ2ndサービスでの86%のポイント奪取率は驚異的です。クレーのストロークでは絶対的な威厳を誇ります。また、ナダルがポイントを取るごとにブーイングを繰り返す観客ももろともしません。2ndセットではナダルの圧倒的な姿に観客もブーイングをしなくなる程でした。

 ゴファン選手も1stセットが終わった時、また、試合が終わった後も主審との握手を拒否した姿からも、切り替える事ができなかったという意味では、まだまだこれから成長する必要があるとも感じます。1つのポイントで全てが変わったように見えるこの試合でも、同じような境遇にあった時ナダル選手やフェデラー選手ならここまでは引きずる事は考えられないと思うからです。

 とは言え、今後クレイコートでもチャレンジシステムに一石を投じる程の誤審だった事は間違いありません。今後どのような協議が成されるのでしょうか。

 2017 ATP1000 モンテカルロマスターズ ベスト4 ナダル対ゴファン 誤審の特異性とその後のゴファンのコメント 

 

決勝カード 

 2017 ATP1000 モンテカルロマスターズ 決勝F ナダル 対 ラモス・ビノラス

 ・ナダル 対 ラモス

 上記カードになりました。ナダル選手の勝ち上がりに関しては異論はありませんが、トップハーフからラモス選手と予想した人は多分いないと思います。

 ナダル選手を相手に粘り強く「見」のテニスでいぶし銀な試合をしてくれると何かが起こるかもしれません。ラモス選手が冷静に対処するだけでは勝てません。「見」と「勝負」のバランスの極意を見せて欲しいと思います。 

 そして、ナダル選手は 今日の出来事で明日の決勝の会場はナダルが珍しくヒール役としての立ち回りとなりそうです。ただ、そうなってもナダルのプレイには何の影響もないでしょう。トッププレイヤーとはそういう鉄の精神を備えている事も資質として必要なのでしょう。

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