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週末はスポーツ観戦

テニス中心に、サッカー、野球などの観戦記や思った事を徒然に赴くままに

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2017 ATP1000 モンテカルロマスターズ ベスト8 ジョコビッチ、ナダル結果

 日本時間4月21日18;00からモンテカルロマスターズベスト8の4試合が行われました。

チリッチ 対 ラモス

  1st 2nd 3rd 4th 5th Result
チリッチ 2 7 2     1
ラモス 6 6(5) 6     2

 今シーズン不調のチリッチはこの大会では今までと違い、粘り強い動きを見せて好調を維持していましたが、この試合はラモスの粘りの前にエラーを繰り返し、1stセットをあっさり落としてしまう。

 第2セット目も先にチリッチがブレークを喫する苦しい展開も第10ゲームでブレークバックに成功し、際どいタイブレークを制する。

 第3セットはチリッチの動きが戻り、早々にブレークし、流れにのるかに思えたものの、攻め急ぎなのかエラーを連発して流れを失っていく。ブレークポイントを握られると粘りなくエラーでサービスゲームを次々にブレークされていき、結局このセットは6連続で取られて、セットカウント2-1でラモス選手が勝利。チリッチ選手は敗れてしまいました。

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 スタッツを見てもチリッチのミスが目立ち、エラーの数は54-28と大差がついています。また、ブレークポイントの数もラモス選手が圧倒的に多く、終始苦しい展開を強いられました。

 逆にラモス選手はショットが浅くならないように、注意深く凌いでいる印象でした。マレー選手に続いてチリッチ選手を破り、マスターズ初のベスト4へと駒を進めました。

 

ブイユ 対 クエバス

  1st 2nd 3rd 4th 5th Result
ブイユ 6 3 7     2
クエバス 0 6 5     1

 棄権により体力消費を最小限に抑えて勝ち上がったブイユ選手。ワウリンカ相手に完璧な内容で勝利したクエバス選手。

 第1セット、お互いのショットが思うように決まらない。クレイらしからぬショートポイントでの応酬。クエバスのショットが昨日と違い際どい所に決まっていかず、ブレークポイントを握られるとあっさりブレイクを許す。そしてそのまま6連続ゲームを奪われ、1stセットは6-0のベーグルでブイユが奪取。

 第2セットになり、やや落ち着きを取り戻したクエバスが主導権を握る展開。ブイユも1stセットよりも打ち急いだミスが多くなり、このセットも長いラリーとならない展開で、クエバスがセットを取り返す。

 第3セット、クエバスが体力の消耗が激しく日除けを要求。中盤にブレーク先行に成功し、よいフォアのショットが立て続けに決まりだし勝負を決めに行くクエバス。しかし、サービンフォーザマッチで打ち急ぎで2連続でネットに掛けるとブイユが息を吹き返し、熾烈なやり合いの末にブイユがブレークバックに成功。

 そして、第12ゲーム、クエバスの体力が尽きエラーが頻発する。ブイユも気持ちが入りすぎるエラーもあったが、クエバスのサービスゲームを破り、フルセットの末ブイユ選手が勝利しました。

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 クエバス選手の自滅といった印象の強いこの試合は、2nd成功率が28%と余りにも低かったです。2ndサーブを強打で狙われたというわけでもなく、純粋にミスが多かった印象です。

 ブイユ選手もサーブがなかなか入らず、イライラが随所に見えた試合でしたが、ラリーでも落ち着いてサイドを突き、クエバス選手がナーバスな所を付いていたと思います。ただ、好試合だったかと言われると、少し微妙な所です。

 

ジョコビッチ 対 ゴファン

  1st 2nd 3rd 4th 5th Result
ジョコビッチ 2 6 5     1
ゴファン 6 3 7     2

  ここまでトップ3に勝利のないゴファン。ランキングがこれだけ上位でトップ3に勝てていないのは意外な部分もありますが、格下にきっちり勝って、格上にキッチリ負けるイメージそのままではあります。

 この日はそんな状況を払拭するかのように、序盤から攻めのテニスを披露します。サイドに強烈に強打してジョコビッチからブレークを奪い、どんどん前にも出ます。第1セットはそのままゴファンが押し切りました。

 第2セットも序盤はゴファンがジョコビッチを左右に揺さ振って攻める。その中で起きたのがこちら。

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 ゴファンの余りに強烈な横の揺さぶりによりジョコビッチがあわや衝突・・。

 しかし、とっさにラケットを投げ、受け身をとって回転し強い衝撃の激突を避ける。体じゅうが土まみれにはなったものの怪我なくプレイ続行可能な感じ。

 このプレイから徐々にジョコビッチのプレイが落ち着きを取り戻していく。

 攻めと守りの構えが一体となる強いジョコビッチがちらほらと顔を見せていく。第1セットと異なり、リターンが悉く深くコントロールされ、攻めていたゴファンもコントロールを失い、ブレークを2つ許し、このセットをジョコビッチが取る。

 第3セットもいきなりジョコビッチがブレークする。一度流れを手にしたジョコビッチならこのまま押し切る事も考えられたが、今日のゴファンはあきらめない。厳しいショットにも食らいつき、徐々に態勢を整える。

 第6ゲームのジョコビッチのサービスゲームでは、はお互いの攻めがぶつかりあい、ゴファンが4度のブレークポイントを握るも、ジョコビッチがサーブでこれらのピンチを全て凌ぎ、14分にわたる7度のデュースがあったこのゲームをキープする。

 しかし第8ゲーム、きわどい攻めの応酬となったがジョコビッチの動きを止めてのゴファンのショットがさく裂し、ブレークバックに成功。

 このままタイブレークになると思われた第12ゲーム。ジョコビッチが疲れのためか先ほどの転倒の影響なのか、両手を膝につく姿が見えるようになる。だが、マッチポイントを取られると逆に神経を研ぎ澄ませ、アウトスレスレのスーパーショットでジョコビッチもハートの強さを見せる。しかし、5度目のマッチポイントでジョコビッチのショットがアウトに外れ、ついにゴファン選手がトップ3の選手に初勝利を収める。

 

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 サービスに関するスタッツはジョコビッチがやや2ndポイント率が悪いぐらいでそれほど差はありませんでした。むしろゴファン選手の2ndが60%はかなり高めで、粘り強くよいショットを繰り出していた証拠でもあります。

 そして、ピンチを迎える回数ではジョコビッチ選手の方がピンチが多くがありました。その時様子を見るわけでなく、前に出たり、ダウンザラインに鋭く抜いたりと、勝負手も見せていました。ここの当りはさすがジョコビッチという部分も見られました。しかし、それでもピンチを作りすぎたため、最後は体力が尽きてしまいました。内容的にはまだ無敵の強さを誇った時程の凄みは戻ってきてませんが、勝負所で見せる気合やプレイは十分に魅了するものだったと思います。

 ゴファン選手はこれでトップ選手に勝った事により更なる自信を手に入れ、ランキング10位以内に居座る足がかりをつかめるかが勝負所となりそうです。

 

ナダル 対 シュワルツマン

  1st 2nd 3rd 4th 5th Result
ナダル 6 6       2
シュワルツマン 4 4       0

 これまで3試合がフルセットマッチの死闘だったため、大分日が落ちて暗くなってからのスタートとなったこの試合。

 互いのサービスゲームで共にブレークから始まる。

 シュワルツマンがナダルに真っ向から打ち合い、よいテニスを見せるも、徐々にエンジンがかかってきたナダルに競り負ける形で第1セットはナダルが6-4で取る。

 第2セットも序盤から激しく打ち合い、サービスゲームを簡単にキープできない戦いが続く。ナダルが2-4とされた当りからナダルのギアが上がり、左右に振り分けるストロークにネットに出る積極性が加わる。この圧力によりミスが出始めたシュワルツマンは、第10ゲームのサービスゲームでナダルに圧倒される。

 結局セットカウント2-0のストレートでナダル選手が勝ち上がる。

 

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 シュワルツマン選手はナダル相手によく頑張っていた印象ですが、その身長の低さ(170cm)ゆえか最速サーブが170キロ台しか出ず、サービスゲームでの優位性を見せるのに苦労していました。とは言えリターン速度は速く、左右に振られても追いつく俊敏性とフットワークは見せていました。

 ナダル選手はこの大会でどの試合でも見られたように序盤は様子見的な形から入り、徐々に圧力を強める形でした。今日もリターンは深く鋭かったです。やはりクレーですと強さが一段増す印象があります。

 勝ち上がった選手を見ますとナダル選手がますます本命に躍り出た格好です。

 

準決勝カード

 ・ブイユ 対 ラモス

 ・ナダル 対 ゴファン

 トップシードで残っているはナダル選手のみですが、面子を見る限りでは大本命に揺るぎはないです。ただし、今日のような粘りのテニスを見せればゴファン選手もナダル選手に対抗する力はあります。

 ブイユ選手とラモス選手はかなり意外な勝ち上がりですが、互いにマスターズの準決勝はそう簡単にこれる物ではないため、十分に楽しんでほしいとは思います(その心の余裕はないでしょうが・・)。

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