読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

週末はスポーツ観戦

テニス中心に、サッカー、野球などの観戦記や思った事を徒然に赴くままに

PAGE TOP

2017全豪オープンテニス SF 準決勝 フェデラー対ワウリンカ レビュー

f:id:chiyasyas:20170127040720j:plain

フェデラー対ワウリンカの準決勝は、予想に違わぬ好勝負になったと思います。

共にスイス出身で、チーム戦でも良きチームメイトでもある。

プライベートの仲は決して良好という程ではないが、プロフェッショナルな関係で、今や実力もほぼ互角。プレイスタイルもシングルハンドプレイヤー同士。

共に長いラリーよりも早い勝負をベースとしての攻めのテニスを得意とするだけに、この試合も早い段階での殴り合いが予想されました。

 

ワウリンカの重いショットがフェデラーを揺さぶる

 

試合開始時はどちらも様子見。

フェデラーはそれまでの戦い程に早い攻めは見せず、左右をつくテニスをするも、ワウリンカが重量感あるショットに手を焼く。

早々に3本のブレークポイントを迎えるもなんとか凌ぐ。

その後は互いにキープが続くが、12ゲーム目、タイブレーク濃厚な流れの中、フェデラーがワウリンカを出し抜くブレークを奪い、このセットを取る。

1セットの印象ではまだまだ何が起こるかわからないといった印象でした。

 

f:id:chiyasyas:20170127030706p:plain

 

長いラリーは少ないが・・・

 

ショートポイントで決まる事の多い展開であったが、ひとたびラリーになると互いの深く早いショットの応酬となり、非常に見ごたえがあった。

その中でもフェデラーが攻めのテニスを強め、エラーをしてでも取りに行く姿勢を見せた。

ワウリンカもしぶとく食らいつくのだが、フェデラーの攻めに押され、少ないチャンスを物にされてこのセットを落とす。

ワウリンカは内容的に下回ってはいないにもかかわらずブレークされた事に精神的にキレたのか、ラケットを破壊してしまう・・・。

 

f:id:chiyasyas:20170127030720p:plain

 

ストレート勝ちが漂ってきた矢先

 

今までの試合の流れから言えば、一気に勝負を決めに来る事も予想されたが、ワウリンカが抵抗した。

それと共に、このセットに入ってフェデラーのサーブの精度がガクッと落ちた。

ワウリンカもサーブは好調ではないが、ストロークになると明らかに差が出た。

フェデラーはバック、フォアとも精度がイマイチなばかりか運動量を発揮できない様子を見せ、エラーを連発。

このセットはワウリンカがフェデラーに1度もブレークポイントを握られる事なくセットを取り返す。

 

f:id:chiyasyas:20170127030739p:plain

 

調子が戻らないフェデラー

 

フェデラーは思ったようなサーブが打てないのか、ファーストの入りが良くない。

ワウリンカも決してファーストが入るわけではないが、サービスゲームを楽々にキープしていく。

フェデラーはフォアのショットがアウトになる場面が目立ち始め、左右に振られるとボールに追いつけなくなる。

結局3本のブレークポイントを終盤で握ったワウリンカがブレークに成功し、ファイナルセットに持ち込まれる。

4セット目のフェデラーの2NDが36%と低く、ワウリンカに隙を付かれた格好になる。またロングラリーではもう戦えない感じになってきていた。

 

f:id:chiyasyas:20170127030754p:plain

 

流れはワウリンカに来ていた

 

4セット目までに明らかに消耗が激しいフェデラーに対し、ワウリンカは立て続けにブレイクポイントのチャンスを迎えるも決めきれない。

そうしているうちに、フェデラーにブレークポイントが来る。

この場面でワウリンカが痛恨のダブルフォルトを喫し、先行ブレークを握られる。

すると、それまで後手に回っていたフェデラーはこのブレークで完全に生き返る。

そこからは早い攻めも復活し、サーブの威力もこれまでよりも増していく。

最後はワウリンカが何もできずラブゲームでフェデラーが勝利する。

 

セットカウント3-2

スコア 7-5,6-3,1-6,1-4,6-3 でフェデラーが決勝進出となりました。

f:id:chiyasyas:20170127030807p:plain

 

テニスの流れは1プレイでも変わるもの。その恐ろしさを見せられた戦いでした。

ただし、チャンスを逃し続けると、やはりピンチを迎えてしまうという事でしょう。

ファイナルセットはワウリンカが押してましたが、ブレークポイントを逃すうちにフェデラーに握られたこのセット唯一のブレークポイントにダブルフォルトで自ら流れを手放しました。

ワウリンカ側にとってみれば、この場面を何度も思い出す事になるでしょう。何故、あそこでダブルフォルトをしてしまったか・・と。

試合の充実感などはなく、その部分をこれからも引きずる可能性はあります。

負け方で言えば、錦織の方が全く後腐れがない負け方ですからね。

 

対するフェデラーは助かったという印象ですが、それでも1つのブレークでギアを上げれたのが勝因ですね。これは簡単ではありません。

既に体力は限界近かった印象ですが、最後の力を振り絞る事ができるのは強いです。それこそが長年王者でいた証でもあるのですが、既に35歳ですからね。恐れ入ります。

 

今日の準決勝は、ナダル対ディミトロフ

どちらも久しぶりの準決勝ですが、フェデラーが決勝に上がったことによって、よりナダルに見ている人の感情が移る事は想像に難くないですね。

しかし、そこは空気を読まない男ディミトロフの意地も期待したりしてます。

 

テニスの質から言えばとてもいい試合になると思います。

一方的に3-0とはならないと予想しておきますね・・。

 

スポンサーリンク