読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

週末はスポーツ観戦

テニス中心に、サッカー、野球などの観戦記や思った事を徒然に赴くままに

2017 ATP1000 イタリア国際(ローマ)オープン 2回戦 マレー、ジョコビッチ復活なるか

 2017イタリア国際オープンは5月16日(火)に、1回戦と2回戦の試合が行われています。シード8の選手のうち、シード1のマレー選手、シード2のジョコビッチ選手が本日登場します。このあたりの日程に関しては以前のナダルの件で話した通り、トップ選手に優先権があるのがここでもわかります。(以下選手敬称略)

ATP大会の日程の規定に関して ナダル選手は延期でなくルール上認められる権利

 

ジョコビッチ 対 ベデネ

 予選勝者で1回戦を勝ち上がってきたベデネと、第2シードのジョコビッチの対戦です。ジョコビッチは終始不安定なテニスを見せながらもマドリードのSFで終盤ナダルに食い下がる場面も見られ、僅かながらに改善傾向にありましたが、この大会の入りはどうでしょうか。

  1st 2nd 3rd Result
ジョコビッチ 7 6   2
ベデネ 6(2) 2   0

 ジョコビッチの立ち上がりは今シーズン通じてイマイチな立ち上がりで、早々にブレークを許してしまう。その後も不安定なプレイを続けるジョコビッチだが、ベデネも重要な場面でミスが目立ち、ジョコビッチがブレークバックしタイブレーク。タイブレークに入るとジョコビッチのサーブが冴え、3つのサービスエースと、ベデネの気負いのショットミスにより、ジョコビッチがタイブレークを7-2で取り、ゲームカウント7-6で奪取する

 2ndセットになるとベデネが攻め急ぎなのかメンタルが崩れたのかエラーを連発する。更には機を見たドロップショットもネットを超えず、メンタル面で追い込まれる。

 第3ゲームをブレークされると、第5ゲームは度重なるブレークピンチを良いショットで切り抜けるものの、その後に直ぐにミスをしてしまう。そして最後はドロップがネットを超えず、更にブレークを許す。

 ベデネのミスでブレークを奪ってはいるものの、ジョコビッチの決めに行ったショット精度がよくなく、お互いにミスでのポイントを繰り返す締まりのない試合となる。

 第8ゲームのジョコビッチのSFMでも決めにいったショットを立て続けにミスショットする。しかし4度目のマッチポイントで外に追い込んでのショットにベデネがリターンアウトし、ジョコビッチがストレート勝利を収めました。

f:id:chiyasyas:20170517021542j:plain

f:id:chiyasyas:20170517021246j:plain

 ジョコビッチの表情や試合中の苦笑いを見ると、体力をセーブしての省エネ勝ちではないでしょう。思うようなテニスができてないのは本人も感じています。決めにいくショットが決まらず、ラリーでは自分から仕掛ける事ができません。この傾向はずっと続いています。チームを解体して色々な事をリセットして挑んだクレーシーズンですが、まだ良い形は見えてません。ただ、ポジティブな面があるとすれば、ナダル戦ではあれだけ使って全く決まっていなかったドロップショットをほとんど使わなかった事です。平均ストロークスピードが高いのもドロップを使ってない事を物語っています。ストロークでのリターンが弱いとドロップも簡単に待ちかまえられるので、今はリターンの鋭さを取り戻す方が先決でしょう。

 今日に限ればベデネのミスショットにより助けられた形です。今後の戦いでは今日のようにチャンスショットをミスばかりしているようでは勝てません。どのように調整してくるでしょうか。

 

マレー 対 フォニーニ

 今シーズンはランキング1位としての威厳を見せていないマレーと、地元の試合で息上がるフォニーニとの対戦。フォニーニがマドリードでのナダル戦のようなプレイを見せれるかどうかが焦点となったこの試合。

  1st 2nd 3rd result
マレー 2 4   0
フォニーニ 6 6   2

  1stセットはマレーは予想された通り調子が上がらない、対するフォニーニは鋭いフォアにバックハンドの精度もよく、ストローク戦でマレーを翻弄。効果的なドロップショットを織り交ぜ2ブレークアップを奪うと、マレーの決めに行ったショットでミスが目立ち、そのまま6-2でフォニーニがセットを奪取

 フォニーニはウイナー15、エラー5と完璧な内容でマレーを圧倒、マレーは自分から仕掛ける事ができず、フォニーニの外に追い込んでのドロップショットに体が動かない。

 2ndセットに入ってもフォニーニのペースは落ちず、更に深いショットがよくコントロールされ、マレーは防戦一方となる。これにロブショットも随所に絡めてこのセットもフォニーニが2ブレークアップで試合を有利にすすめる。マレーも1つブレークを返すが及ばず、フォニーニがストレートでマレーを下す結果となりました。

 会場にはサッカーでゴールをした時に馴染みのある「Seven Nation Army」の曲が流れ、地元選手の大偉業達成を盛大に祝福し、フォニーニ自身もその歓喜に酔いしれました

f:id:chiyasyas:20170517111113j:plain

勝利し、トッティの祝福ポーズを取るフォニーニ

 マレーの調子が一向に上がりません。マレーと言えば試合中にぶつくさと独り言を言う癖がありますが、それが出る時は復調の気配があるのですが、ここ最近は微妙な笑みを見せたり、今日の試合のように全く無表情といつもと違うリアクションを見せます。「自分が望むレベルと程遠いプレイだった」と試合後語る通り、思うように調整が進んでいない様子です。全仏までに調整できるかが気がかりな所です。

 一方のフォニーニはショットの精度もよく、状況をみたドロップやロブショットも面白いように決まり、地元ファンを沸かせての勝利となりました。集中力がある時のフォニーニはトップ選手でも苦労する程のクオリティーで、今シーズンのマスターズの大会で錦織、マレーと破り、クレイでのナダルを後一歩まで追い込む実力を発揮しています。それを続ける事ができるかが鍵です

 

マレー、ジョコビッチ共に・・・・

 今日の試合では、ジョコビッチは次の試合に進み、マレーは敗退しましたが、お互いに似たり寄ったりで不調が続いている状況と言えるでしょう。強いショットの精度を著しく欠いてる点が特に共通しています。また運動量も共に仕上がってない所も共通しています。

 ただ、どちらかと言うとジョコビッチの方が復活は早いかもしれません。彼の場合は感情をむき出しにして模索している部分があるのに対して、マレーは若干無気力な部分が見られました。3月に患った感染症の影響がまだ残っているのかもしれません。

 

本日シード選手が出揃う

 5月17日(水)4日目は残りのシードが全選手出揃い、2回戦残り全ての試合が行われます。

 錦織は1回戦フルセットの末、通算700勝を挙げたフェレールと対戦します。

 ティエムは大方の予想通りクエバスとのマドリードSFの再戦となります。

 また、ワウリンカ選手はまたも親友ペールとの対戦となりました。前回も敗れているだけにこの試合はどうなるでしょうか。

 

2017 全仏オープン フェデラー辞退理由を明かす

 5月16日、全仏出場を睨んで調整を続けていたフェデラー選手が、全仏大会の辞退を表明しました。その理由について本人が語っています。

2017 全仏オープン フェデラーが出場辞退の意向

2017 グランドスラム 全仏オープン ドロー表 各グループ展望 試合結果 -

 

f:id:chiyasyas:20170516104632p:plain

 フェデラー「私は、直前までコート内外でハードな練習を続けていましたが、来年以降もATPワールドツアーでプレーするため、今年の全仏をスキップし、グラス(芝)、ハードコートシーズンに向けた準備にする事が最善と考えました。」

 

 「マジックのような1年の出だしだったが、今後長くプレーするためには日程の調整が重要だという事を認めなくてはならない。クレーコートの調整はしてきたものの、クレーの1大会の出場のためだけに調整を続ける事は、残りのシーズンのアプローチを考えた場合、自分自身のテニスと体力を考えた場合、最善ではないと考えてこのような決断に至りました。」

 

 「私を常に応援してくれたローランギャロスのファンは恋しい。来年はその地で彼らに合える事を楽しみにしている。」

 

 上記内容で締めくくられました。

 

今後のクレーシーズン回避

 懸念していた通り、ぶっつけ本番でのクレー最初の試合が全仏というのは本人にもリスクがあると感じていたようです。またそれは、現状のクレーでのナダル選手、ティエム選手のプレーに、フェデラー自身が選手生命を掛けてまで挑むのがリスクがあると感じたのかもしれません。彼らの運動量やその強度を見るとフェデラーに同じ事ができるわけではありません。

 フェデラーのスタイルは早い攻めに早いリターン。相手の体重移動を見透かしたロブやセイバーと言われるネットプレイなどのプレイスタイル。これを考えると、リターンの跳ね返りが遅く、しかも左右に振られた時の踏ん張りやイレギュラーバウンドを伴う突然の対応など、体の負荷が大きいクレイコートは今のフェデラー選手には確かに不向きでしょう

 この言葉から見て、「来年ローランギャロスで会おう」という言葉もリップサービスで、余程の事がない、あるいは本人がクレーの大会でも出たいと思わない限りは今後クレーの大会でフェデラー選手のプレイを見る事はないかもしれません

 

怪我の心配

 フェデラーが今年出場した4大会(敗れたドバイオープンも含めて)のプレイぶりに置いて痛みを気にするそぶりを見せたシーンは1度もない事から、昨年の風呂場で負った怪我の影響はもう完治していると思います。

 しかし、年齢からくる体の疲労の回復具合が遅いというのは本人も認めており、その部分には細心の注意を払っている事がわかります。

 マスターズの大会は連戦になる事が多く、今後はマスターズの連戦になった場合は、インディアンウエールズやマイアミの時とは異なり、どちらかは欠場という選択肢も考えられます。

 今年は出場大会でかなりの好成績を収めており、ファイナル出場もほぼ間違いない成績となっているため、今後はハードの大会でも出場大会は絞っていく事が予想されます。

 

 

 

 

 

 

2017 全仏オープン フェデラーが出場辞退の意向

 5月末から行われる全仏オープンに参加を予定したフェデラー選手が辞退の声明を発表するようです。(以下選手敬称略)

2017 全仏オープン フェデラー辞退理由を明かす

2017 グランドスラム 全仏オープン ドロー表 各グループ展望 試合結果

f:id:chiyasyas:20170127040720j:plain

 

 フェデラーは今年、全豪で華々しく復活の優勝を遂げ、その後インディアンウエールズマスター、マイアミマスターと、グレードの大きい3大会を全て優勝し、またそのテニス内容も攻撃的で魅力あふれる内容にファンは往年の復活を確信していました。

 しかし、今回全仏に向けて2か月大会に出場していなかったフェデラーは全仏でも万全の体調で挑めるかがわからない事から辞退を決めたとの事です。詳細は明らかにされておりませんが、BBCスポーツが発表しています。

 

BBC Sport - Roger Federer: Swiss 18-time Grand Slam winner to miss French Open

 

 今後本人の口からの声明があると思われますが、クレーの実戦を1試合も行わず全仏にぶっつけ本番は周囲からも懸念があり、今回の判断はある意味では予想もできなくもない範疇という事でしょうか。

 これにより、ナダルを脅かす存在の選手が1人いなくなり、ナダルのクレー5大会制覇の可能性も見えてきました。

 また、フェデラー選手が出場しないとなると、ランキング9位までがシード8となるため、錦織選手のシード8維持はほぼ濃厚という事になるでしょう。

 

錦織がシード8を逃す条件

2017年5月3週男子テニスランキング 錦織選手9位にランクダウン 全仏シード8維持状況はむしろ好転?その3

 ポイントから計算すると、ゴファン、ディミトロフ、ベルディヒ選手までは優勝でシード8の可能性があります。ただし、そこに錦織の成績も絡んできます。錦織が初戦で敗れるとゴファン、ディミトロフは準優勝でも錦織を上回ります。ただし錦織が初戦に勝つと彼らの準優勝では届かず、優勝が絶対条件となります。

 

 錦織初戦敗退 ゴファン、ディミトロフ準優勝 or ベルディヒ優勝

 錦織初戦勝利 ディミトロフ準優勝 or ゴファン、ベルディヒ優勝

 錦織ベスト8 ゴファン優勝

 錦織ベスト4 シード8以内決定

 

 上記条件になると計算します。他の選手の欠場如何によっても変動します。ただ、今回は他の選手の調子もナダル、ティエム選手以外は不安定で、どのような状態で大会がスタートするかが読めない状況でもあり、錦織自身が万全の態勢で挑む事が大事でしょう。

 

 イタリアオープンはまだ2日目であり、この大会も無視できない大会なため、初戦に無理せず調整して欲しい所です。

 

 錦織の今朝の状況は、ローマでストロークやサーブの練習を中心に軽く行ったとの事です。

 

 

 

スポンサーリンク